【高いとあきらめていませんか？】ビルトイン食洗機を戸建てに工事費込み10万円強で後付けしました

やりたくない家事No.1の食器洗いから解放される食洗機、欲しいですよね！

我が家にはもともと食洗機がありませんでした。

高いと思ってあきらめていましたが、結果的に実質10万円強でビルトイン食洗機を設置することができました。

楽すぎて、いまではもう食洗機のない生活には戻れません！

迷っているあなた、ぜひ食洗機を導入して家事の負担を軽減しましょう。

食洗機が欲しいと思ったきっかけ

食器洗いしている時間を節約したい

食器洗いって、洗っても洗っても終わりがないと思いませんか？

洗ってもどうせまた使うし生産性がありません。そのうえ意外と時間がかかります。

自分が食器洗いしている間に夫がぐうたらしているのにイライラ

食事が終わって夫はゆっくりテレビを見ながら笑っているのに、自分はせっせと食器洗い……

この瞬間って、ほんとうに腹が立ちます笑。

共働きなんだから、少しは協力してほしい！

食洗機のメリット

手洗いより節水になる

食洗機は「水を循環させて洗う仕組み」のため、手洗いより節水になります。

また、お湯の使用は手洗いの場合はガスを使用しますが、食洗機は食洗機内で電気を使いお湯にするためガスは使用しません。

経済産業省 資源エネルギー庁が発表している食洗機と手洗いの比較データ

	水道使用量	お湯の動力	年間経費
手洗い	47.45m3	81.62m3（ガス）	約25,510円
食洗機	10.80m3	525.20kWh（電気）	約16,640円

引用:：経済産業省 資源エネルギー庁

家事の時短になる

食器洗いにかかる平均時間は1回20分と言われています。

それを年単位で計算すると……

1日2回食器を洗うと仮定すると、1年間で14600分、なんと約243時間も食器洗いに費やしている計算になります。

手洗いよりきれいで衛生的

手洗いの場合はおおむね40℃での洗浄ですが、食洗機は約60℃～70℃の高温でしっかり洗浄・除菌を行ってくれます。

食洗機のデメリット

動作音が大きい

メーカーでは静音のための努力をされていると思いますが「思ったより動作音が大きいな」と感じました。

我が家はリビングキッチンで距離が近いので、食洗機を動かしてテレビを見ていると正直気になります。

食洗機では洗えない食器がある

食洗機を設置してから、食器やタッパーを購入するときは「食洗機で使えるかどうか」があらたな判断基準となりました。

食洗機の場合、洗浄・すすぎ時に（機種によりますが）約60℃～70℃のお湯で洗います。

タッパーなど耐熱温度が低いものは曲がってしまう可能性があるので、必ず製品に記載されている耐熱温度を確認して購入しましょう。

食洗機のタイプ

据え置き（卓上型）

キッチンのワークトップ（天板）に設置する据え置きタイプの特徴は以下です。

据え置きタイプの最大のメリットは低価格で設置ができることですよね。

我が家も当初は据え置きタイプの食洗機を検討しましたが、寸法的にワークトップへの設置ができずあきらめました。

ビルトイン

システムキッチンに設置するビルトインタイプの特徴は以下です。

ビルトインタイプ食洗機の設置条件

ここで紹介するのは基本的な設置条件です。導入の際は必ず設置の可否を業者さんに確認してもらってください

戸建てであること

食洗機の設置はキャビネットの撤去などの工事を伴います。

賃貸住宅の場合、一般的に退去時は「原状回復」が必要となるので、管理者やオーナーさんの許可を得るのは難しいでしょう。

原状回復とは、賃貸住宅を退去する際に借りた部屋を本来あるべき状態（入居時の状態）に戻して返す義務のこと

セクショナルキッチンでないこと

画像のようなコンロの部分がシンクやキッチン台よりも一段低いセクショナルキッチンは寸法不足であることが多く、ビルトイン食洗機を導入することはできません。

キッチンのキャビネットに十分なスペースがあること

ビルトイン食洗機の設置には、幅45cm以上、奥行60cm以上、高さ75cm以上が必要になります。

現状の寸法により、設置できるビルトイン食洗機の幅や深さのタイプが異なります。

条件があえばシンク下にも設置できますが、要件が細かいので業者さんに確認してください

電源コンセントがあること

食洗機には電力を使用するので、当然コンセントが必要です。

既に分電盤に専用回路電源が用意されている場合は、標準取付工事費の範囲で設置できると思います。

ビルトイン食洗機後付け設置までの行程

ビルトイン食洗機の設置までに行った流れ

• ホームセンターで無料訪問見積もりを取る
• ネットで見積もりを取る
• くらしのマーケットで工事の見積もりを取り、工事依頼
• 製品をネットで購入
• 工事
• 設置完了

それぞれ詳しく説明していきますね。

ホームセンターで無料訪問見積もりを取る

当初は全てネットで完結しようと思いましたが、やはり大きな買い物です。

素人判断で購入したものの設置できなかったら困るので、実際に訪問して見積もりしてもらうことに。

住宅リフォームをやっている、近くのホームセンターで出張見積もりを予約。

契約して初めて料金が発生するので見積もりに来てもらうだけなら無料です。

（もちろん見積もりに納得できれば契約するつもりでした）

訪問された業者さんいわく、

・幅、奥行き、高さは問題ないので食洗機の設置は可能
・電源も問題ない
・引き出しの枠を加工すれば深型大容量のディープタイプも設置できる

3段ある引き出しをひとつでも残したかったのですがディープタイプの場合、無理とのことでした。

後日送られてきた見積がこちら。

製品代含め、合計234,080円。この値段が今後検討する際の基準となりました。

ちなみに食洗機自体の値段に値引きはなく定価。

ネットで見積もりを取る

設置は出来ることは分かったので今度はネット完結型のお店に見積もり依頼。

このお店は現地確認は行ってないので「食洗機という箱を枠に入れ水栓の接続をする」という工事のみ。

そのため我が家の形状だと浅型のミドルタイプしか設置できないとのこと。

製品の割引はあるものの、ホームセンターの見積もりとさほど変わらず20万円弱でした。

ネット上で「驚きの安さ！」とうたっているわりには少し残念な金額でした。

くらしのマーケットで工事の見積もりを取り、工事依頼

たまたま少し前に、キッチンのシングルレバーが水漏れし「くらしのマーケット」の業者さんに水栓を交換してもらったことがありました。

くらしのマーケットとは、ハウスクリーニングや不用品回収、引越しなど、暮らしにまつわる200種類以上のサービスを掲載しているサイトです。

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話しの流れから、おそらく設置できると言っていたのは据え置きタイプの食洗機だったかと思うのですが、ダメ元で連絡。

するとビルトイン食洗機の設置も21,000円でやりますよ、とのこと。

ホームセンターの見積もりの工事費は74,080円だったのでこれは破格の値段！

製品をネットで購入

引き出しを残したかったのと、工事の難易度が低そうなミドルタイプの設置を決意。

引き出しのサイズがあわなくなるため、隙間を埋める目隠しの役割のフィラーもあわせて購入。

買い物をするときは Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングを比較検討してます。

この時はYahoo!ショッピングの還元率の大きい日を狙って購入。

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ポイント還元は約16％で、合計金額102,883円から計16,452円還元されました。

つまり製品本体＋オプションのフィラーを実質86,431円で購入。

購入したのは少し前なので、購入したM8シリーズは現在M9シリーズとして販売しています。

ビルトイン食洗機のシェアはパナソニックがほとんどを占めており、ほか国内メーカーはリンナイと三菱電機。

以下がパナソニックのビルトイン食洗機のシリーズになります。

こちらはM9シリーズ幅45cmのミドルタイプ。

こちらは同じM9シリーズ幅45cmのディープタイプ。ミドルタイプより大容量。

工事

製品が事前に届き、いざ設置。

シンク下背面のベニヤ板を外し、水栓の分岐作業。

引き出しの一番下のレールは撤去し、コンセントを通す穴をあけました。

電源をつなぎ、いざ食洗機を投入。

食洗機と上段の引き出しとのあいだには空間が。

普通の業者さんなら引き出し加工まで作業してくれるのかもしれませんが、低価格でお願いしているので、水道業者さんの作業は食洗機を入れてもらったところで完了。

後日、夫が慣れないDIYで、引き出しを加工。

食洗機のうえにレールを設置し引き出しを入れ、余った上部の隙間にフィラーを設置し完了。

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設置完了

before

after

ビルトイン食洗機後付け工事費込み合計額

気になる工事費込みの総額は以下になります。

項目	金額（税込）
パナソニック　NP-45MS8S　幅45cm　ミドルタイプ	101,200円
リンナイ　090-0131000　食洗機操作パネル用フィラー（オプション）	1,683円
工事費代	21,000円
計	123,883円
Yahoo!ショッピング ポイント還元	（約16％）－16,452円
実質計	107,381円

どうでしょうか。

想像より安いと思いませんか？

取り付けに20万円以上かかると思って躊躇していたむかしの自分に「もっと安くできるから早く設置して！」と言ってやりたいです笑

費用を安く抑えるには

経験上、本体購入と工事代金がセットになっている場合だと、基本工事の範囲が狭く結果的にオプション工事が増え高額になる傾向があると感じます。

また、本体価格も割引はあるものの、ポイント還元含めて自分で調べて購入したほうが安い。

それに比べて、くらしのマーケットなど、決して大手ではない業者さんの方が工事費は安いと思います。

マニュアル通りの対応ではないので、柔軟に相談にのってくれる業者さんも多いのではないでしょうか。

現在くらしのマーケットでビルトイン食洗機の取り付け工事を調べても、21,000円で行ってくれるところは出てきません。
最安で55,000円～の業者さんが多いです。わたしがお願いした業者さんが、たまたま「食洗機工事はまだ実績が少ないなら低価格で良いですよ」という方でした。もちろん今のところ問題は起きておらず、工事に満足しています。

取り付け工事費がたとえ55,000円でも、本体を実質80,000円で購入できれば合計135,000円で設置できます。

何社か見積もりを取り、製品は単体でネットで購入し工事は別の業者さんにお願いするのがおすすめです。

まとめ

家事の分担でもめている、または不公平感を感じている家庭って多いのではないでしょうか。

全国の食洗機の普及率は約3割。
意外と低いですよね。

家電が解決してくれる問題はどんどん導入して頼りましょう。

我が家はたまにホームパーティーをするのですが、友達が帰ったあとの大量のお皿を1人で片付けるとき、ほんとうに食洗機があって良かった！と実感しています。

もしこれを手洗いしていたら、本当にキレてます笑

ぜひあなたのお宅も食洗機を検討してみてください！

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